いろいろな供養方法の比較(メリット・注意点)

「お墓問題の解決方法」で紹介している様々な方法を比較しました。

各供養形態のメリット・注意点

(※)お墓やお骨がある個人のために用意されているか。お骨が混ざるような集合墓は個別性が低い。
  宗教性 初期費用 維持費 個別性
(※)
承継者 メリット 注意点
従来型お墓 中・高
  • 皆の納得する形
  • 承継できれば家族や親族も代々使用できる
  • 寺の選択肢が多い
  • 墓石の形などが自由
  • 建墓に費用がかかる
  • 管理費が必要
  • 承継者が必要
  • 隠れた費用がある
霊園のお墓 低・中
  • 皆の納得する形
  • 承継できれば家族や親族も代々使用できる
  • 寺の選択肢が多い
  • 墓石の形などが自由
  • 建墓に費用がかかる
  • 管理費が必要
  • 承継者が必要
永代供養 中・高 低・中 なし 低・中 不要
  • 安い価格の物も出てきている
  • 数が多く、選択肢が多い
  • 承継者不要
  • いつ行っても花があり綺麗
  • 供養は寺の責任で安心(寺院型)
  • 最終的には合祀(他の人のお骨と一緒)が多い
  • 遺骨の取り出し、改葬ができない
本山納骨 なし 不要
  • 供養は寺の責任で安心
  • 合祀(他の人のお骨と一緒)
  • 遺骨の取り出し、改葬ができない
樹木葬・桜葬 低・中 低・中 なし 低・中 不要
  • 承継者が不要
  • 自然に還れる
  • 価格が安め
  • 都市部に少ない
  • 希望の条件に合う場所が見つからない場合がある
  • 遺骨の取り出し、改葬ができない
散骨 低・中 なし 不要
  • 承継者が不要
  • 自然に還れる
  • 価格が安め
  • 墓、仏壇、位牌が無く、手を合わせる場所が無い感じ
  • 散骨場所に行きにくい
ダイヤモンド葬 なし 不要
  • 手元に触れる形見が残る
  • 持ち運びが容易
  • きれい
  • 証明が出来ない
  • 紛失の可能性がある
0葬 なし なし 不要
  • 費用が掛からない
  • お墓問題を根本から解決
  • 心理的障壁が高い
  • 親族に理解を得にくい
手元供養 低・中 なし
  • 手元で故人を偲べる
  • 遠方のお墓、散骨、実母の供養として有効
  • 最終的な行き場を決定する必要がある
自宅安置 低・中 なし
  • 手元で故人を偲べる
  • 最終的な行き場を決定する必要がある

いろいろな供養方法の比較表を作りましたが、表が大きいので、別ページを用意しました。クリックすると別ページでスクロールできる表が開きます。

いろいろな供養方法の比較表

埋葬コンセプト比較チャート

2006年に刊行された、「お墓に入りたくない人は入れない人のために - 散骨・樹木葬・手元供養ほか「お墓」以外の全ガイド」 (徳留 佳之 はまの出版)は文字通り、お墓に入らないとした場合の選択肢を網羅した初めての本ですが、作者の徳留さんの作成された、チャートが非常にわかりやすいので、それを参考に「お墓はなくてもだいじょうぶ」に紹介されている方法をまとめてご紹介いたします。

埋葬コンセプト比較チャート